連続講座
陽楽の森から考える
新常態〈 ニューノーマル 〉の輪郭

第1回
2022.6.18 土


21世紀はどのような時代にしなければならないのか
文明史的観点から考える
泉 英二

林業政策・林業史/(一社)大和森林管理協会代表理事、愛媛大学名誉教授、国民森林会議政策提言委員長
島根県出身。京都大学農学研究科修了。農学博士。愛媛大学農学部を経て現職。

「『森林経営管理法』を危惧する」『季刊地域』(35号・2018)、「吉野林業の展開過程」(『愛媛大学農学部紀要』36(2)・1992)

国民森林会議 https://peoples-forest.jp 
大和森林管理協会 https://www.yamato-kyo.net

泉英二さんは林業政策・林業史がご専門です。吉野林業の歴史的展開について実証的な研究をしてこられました。国民森林会議提言委員会委員長として、林野庁の林業政策を批判的に論評し、日本の林業政策の根本的な改革に取り組んでいらっしゃいます。2017年(一社)大和森林管理協会を谷茂則さんと設立し、代表理事を務めています。泉さんは、現在の社会状況を近代最末期と捉え、その先に、化石燃料に依存せず、地球上の生物のなかで生産者に位置する植物の生長の範囲での社会発展を目指すべきであるという論を展開されています。本プロジェクトは、この「植物の生長に依拠した社会発展もしくは文明」の具体的な姿を模索し探求しているといってよいでしょう。連続講座のオープニング第1回は、泉さんの講演から始めたいと思います。

第1回のポイント

連続講座の開始にあたり、冒頭で、趣旨説明とともに「陽楽の森」プロジェクトが目指していることについて紹介します(谷 茂則・家中 茂)。第1回では、プロジェクトの基本的な考え方となる「植物の生長に依拠した社会発展もしくは文明」について泉さんに語っていただきます。それは現在の林業政策を問うと同時に、現代文明批判という性格をもつといえます。そこから、本プロジェクトが基調に文化運動の性質をもっていることも理解されるでしょう。

報告編

まさに、連続講座のスタートを飾るにふさわしい壮大な構想力に裏づけられたお話を聞かせていただきました。
会場参加(40数名)、オンライン参加(40数名)のみなさん、ご参加ありがとうございました。

アーカイブ(録画)も公開しました。
※ 第1回に関しては無料公開
21世紀はどのような時代にしなければならないのか-報告編
21世紀はどのような時代にしなければならないのか-報告編
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21世紀はどのような時代にしなければならないのか-報告編
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