連続講座
陽楽の森から考える
新常態〈 ニューノーマル 〉の輪郭

第8回
2023.1.21 土

森の風景
生きているものから建築をみる

伊藤立平

建築家/伊藤立平建築事務所。
神奈川県出身。東京工業大学大学院総合理工学研究科人間環境システム修了。(株)日建設計を経て、2011年伊藤立平建築設計事務所設立。

移住交流体験施設「下北山むらんち」2020年、コミュニティ拠点「二本松の農園交流所」2019年、木育拠点「長門おもちゃ美術館」2018年(キッズデザイン賞、ウッドデザイン賞、木の建築賞、木材活用コンクール日本木材青壮年団体連合会会長)、木材ギャラリー「木の風景」2016年(JIA中国建築大賞特別賞)、「浅川商店平群駅前計画」2016年、「磯山調剤薬局」2010年(JCD Design Award銀賞)

伊藤立平建築事務所 https://www.tappeiito.com

伊藤立平さんは、建築設計がご専門です。日建設計を経て、伊藤立平建築設計事務所を設立し、湘南・鎌倉と大阪・関西の2拠点で活動を展開しています。個人施主の建築から公共施設まで木を活かした建築設計に取り組んでいらっしゃいます。建築という行為が社会や人々の暮らしに何をもたらそうとするのか、建築の思想は時代に応じて変化してきているといえます。そのなかで、伊藤さんは、生きているものを対象として、いいかえると、固定化されずに揺れ動き、時とともに変化していく関係のなかで成立する建築を指向しています。本プロジェクトでも陽楽の森「哲学カフェ編」をつうじて、このような問題関心を共有してきました。第8回では、建築の思想史から「陽楽の森」をとらえる視点について共有します。

第8回のポイント

これまでの連続講座をつうじて、人と自然(森)とのかかわりを捉えることの幅の広さに気づかされてきました。伊藤さんは、「陽楽の森」に「木のしつらえ」を建築設計することを任されています。そこで、第8回では、これまでの連続講座でとりあげた話題をふまえつつ、建築設計という行為が今後の社会でどこへ向かおうとしているのか、そこから「陽楽の森」に建築物ができることの意味について考えたいと思います。

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(2023.4.22更新)

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